DIY

空き家が、みんなの居場所になるまで。村づくり拠点「Co-sato house」をみんなでDIYして育まれたもの

2020年9月から行われた、「かわしまお困りごとtrip」。改めて、お困りごとtripとは、空き家や耕作放棄地、お店の後継者不足、過疎化といった地域の「お困りごと」を、「資源」と捉え、地域のお困りごとに触れるトリップ(旅)を通じて、旅人が自分のやりたいことをプロジェクト化していく、創造的観光です。

そんなお困りごとtripを通じて、川島を訪れた地域活性化コミュニティRURAL LABO代表の小菅勇太郎くんは地元の方の熱い思いに出会います。「人の手と自然が創り出したこの美しい里山を未来に繋いでいきたい」そんな思いに共感した小菅くんを中心に、川島の「村づくり」に関わる人を増やすための活動・滞在拠点「Co-sato house」DIYプロジェクトが2021年6月にスタート。そしてこの度、3月18日〜20日にかけて実際に川島・下飯沼沢の築100年になる古民家を利活用した、拠点づくりDIYが行われました。

初めまして、から仲間へ

Co-sato houseのDIYは、一回で完成させないことがポイント。数回に分けてDIYイベントを開催し、なるべく多様な方にDIYに関わっていただきながら、この場所をよりよくする仲間を増やしていきたいという思いがあるためです。
3日間を通じて、ご近所さんや、役場職員や町議員さん、イベントに惹かれてやってきたという町外の方、RURAL LABOのメンバーなど多種多様な方がDIYイベントに参加。ある人は自前のハシゴや足場を貸してくれたり、またある人はお昼に手打ちそばを打って差し入れにきてくれたり。様々な善意によってあたたかい場が作られていたように思います。

「昔は不便だったから、みんなが家族のように繋がりあえた」。以前、川島のお年寄りに取材した際にこんな印象的な話を耳にしました。昔はトラクターのような機械もなかったから、田植えや稲刈りなど地域の行事をみんなが協力しあう、お互い様の精神で村を支えてきたというエピソード。今回も、限られた予算の中、みんなの手で繊維壁をはがし、漆喰を塗り、床下に断熱材を詰め…。そんな作業を通じて、初めましての関係性を超えた一体感が生まれていました。

「どこから来ただ?」
「漆喰の塗り方教えてください!」
「俺たちが子供の頃は部屋でお蚕を飼って一緒に暮らしていたんだよ」

 寡黙なおじさんも、手際の良い漆喰作業を若者に褒められて笑顔になる。作業中の何気ない会話を通じて、川島の歴史が世代を超えて自然と伝わっていく。みんなで共同作業をすることで、様々な対話が生まれるのもDIYのいいところです。少しずつアップデートされていくCo-sato house、ぜひ皆さんも遊びにいらしてください!

Co-sato houseのDIY情報など川島で進行中のプロジェクトをご紹介していきます!👉

文:北埜航太

 

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